社員に聞く

16年コーヒー豆を売り続けても飽きることがない

 

 
事業本部 ショップ業態 SV兼店長
 

紀ノ国屋店のテナントに約10年勤務後、現在のお店に勤めて約6年になります。

おもな仕事としては、紀ノ国屋4店舗の店長と紀ノ国屋の外商を兼務していますので、これらのスーパーバイジング業務を行っています。

 

16年も豆を売り続けて飽きないの? と思われるかもしれませんが、それが飽きないんですよ、まったく(笑)。単調と言われれば単調な仕事ですが、やはりお客様相手の仕事だからでしょうか。特に紀ノ国屋のお客様というのは実に幅広い客層の方がいらっしゃいます。そしてどなたも食に対して強いこだわりを持っているので、こちらも刺激を受けますよ。

 

今のやりがいの1つにお客様へ紀ノ国屋さんの売り場の一員として、接客できる事ですね。お客様は紀ノ国屋のスタッフとキャラバンコーヒーのスタッフの違いがわかりませんし、私たちにも「●●はどこにあるの?」など店のことを尋ねてこられるんです。お客様を商品の棚までご案内差し上げて、説明させて頂くこともよくあります。ですから、コーヒー以外の食に関することも必然的に詳しくなりました。

 

 

 

 

 

 

会話から生まれるお客様との信頼関係

さまざまな部署を経験する面白さも仕事にはあるでしょうが、私のようにひとつの仕事を貫きスペシャリストを目指す、そういう面白さもあると思います。そしてこの仕事の楽しさは「お客様」と「豆」、これに尽きるのではないでしょうか。

 

お客様とのコミュニケーションは、対面販売の醍醐味ですよね。特に紀ノ国屋はリピーターも多く、1年で約3万人接客するお客様のうち7割がリピーターなので、お客様との関係が濃いんです。ただ売る・買うだけではなく雑談を交わすことも多く、話をすることでお客様のことを知ると同時に私のことも知っていただくいい機会になります。

そうして信頼関係が生まれれば、お客様の好みもより把握できるわけです。お客様の方も「自分のことを覚えていてくれた」と喜んでくださる。「いつもの」と言うと、こちらが豆も挽き方もすべてわかっているっていうのは、お客様にとってもうれしいことじゃないでしょうか。さらにお客様の好みに合わせて新しい豆を提案するなど、アドバイザー的なこともできます。お客さまとそこまでの関係に至るまでは、やはりある程度の時間、そして経験や知識が必要なのかなと思いますね。

 

豆のおいしさの追求には終わりがない

この仕事のもうひとつの楽しさ、「豆」についてですが、これはもう勉強に「ここまで」という終わりがない世界。

紀ノ国屋にいらっしゃるお客様はたいがい豆に詳しいので、こちらにはお客様以上の専門知識が求められます。お客様から豆のことを尋ねられたとき、それが不満足な回答だった場合「あなたにはもう尋ねない」となり、お店からも離れていってしまいます。

 

また、コーヒー豆もどんどん進化していて、昔はブルーマウンテンが高級豆という固定観念があったけれど、今では質や生産者にこだわる時代に変わってきました。

世の中のニーズをキャッチしていないとお客様にも提案できないので、自腹でいろいろな豆も買うしコーヒーも飲みに行きます。この淹れ方が一番おいしいという「絶対」がないので、探究心や好奇心を持って進化し続ける豆についていく。

それがスペシャリストに続く道かもしれません。

 

そういえばコーヒーを抽出している香りは、アロマやお香などさまざまな香りの中でももっとも癒し成分があると、何かの学術的な研究でわかったそうです。しかもコーヒーの香りは細かくわけると800種類にもなるそうですよ。コーヒーから受ける刺激には事欠かないですね。